ついでに、映画「オー・ルーシー !」を鑑賞する!

ついでに、映画「オー・ルーシー !」を鑑賞する!

2017年 日本 アメリ




前に観た映画(ベイビー・ドライバー)が良かったので、
ついでに、調子に乗って、もう一本観てしまいました。
でも、「当たり」
は二本続きませんね。




日本人
英会話学校でのアメリカ人教師
との恋の話と聞いていたので、よくある日米文化ギャップを描いたコメディ映画だと想像していたのですが、そうではない。もっと、シビアな内容でした。
アメリより、日本の方が、自殺者が多いのかどうかは知りませんが、映画に出てくる日本人が、矢鱈と自殺をする。(こういうのも、ステレオタイプだと思うけど。)




日本にいる白人
の英会話の先生が、本国では相手にされない不良外人が多いことは、バブル経済時代から有名ですが、そう言う男性に、ただ白人だと言うだけで憧れる馬鹿な日本人女性も未だにたくさんいるらしい。そこを突いたお話は、面白いと言えば面白いですが、何だか西洋人の観客に媚過ぎているような気がいたしました。(監督は、日本の女性です。)




何よりいただけないのは、役所広司の起用の仕方。明らかに、西洋でもヒットしたShall We ダンス?(1996年)の人気にあやかっております。でも、パロディにすらなっていない。




まるで、「007」のボンドガールに選ばれた後、海外輸出向けの意味不明の「国際映画」に出演していた浜美枝のようです^^

総じて、西洋人(白人)の日本人への優越感を刺激するような作り方で、私はあんまり面白いとは思いませんでした。