「ねじまき鳥クロニクル」読書感想文・その1

ねじまき鳥クロニクル」読書感想文・その1


 
やっと読み終わりました。
 
「海辺のカフカ」も長いお話でしたが、
途中から面白くなって一気に読んでしまいましたが、
この小説は、そうのめり込むことができずに、なかなか先に進みませんでした。
ちょっと、冗長な気がしましたね。
でも、ノモンハン事件シベリア抑留の話は大変興味深く、
この小説の主題であろう「暴力」について、考えさせられました。
しかし、それにもまして私にとって重要なのは、
この小説の悪の象徴たる綿谷ノボルなる登場人物が、
私の伯父と酷似していることです
私の伯父は政治家ではなく、医者なのですが、
この小説の主人公岡田亨綿谷ノボルに抱いている感情は、
そのまま私のそれと重なってしまいました。
あまり深い話は書けないのですが、やはり似ている。。。
(ちなみに、私の伯父はまだ健在です。)
ブロ友さんで、この小説を読まれた方が、数名いるようなので、
できたらその方の感想を聞いてみたいです。
その上で、書く気が起きれば、再度レビューを書いてみたいと思います。

この小説の後、もう村上春樹は卒業して、ドストエフスキーに挑むつもりでしたが、
本屋で、ついでに、村上春樹「神の子はみな踊る」を買ってしまいましたので、
それを読んでから、「悪霊」に挑戦したいと思います。