今頃、映画「最高の人生の見つけ方」を鑑賞する
今頃、映画「最高の人生の見つけ方」を鑑賞する
2007年アメリカ映画
あらすじ: 仕事に人生をささげた大富豪エドワード(ジャック・ニコルソン)と、家族のために地道に働いてきたカーター(モーガン・フリーマン)は、入院先の病室で知りあった。共に余命は6か月。やりたいことをすべてやり尽くそうと決意し、無謀にも病院を脱出。“やりたいことリスト”を手に、さまざまなことに挑戦する。
ちょっと、古い映画で申し訳ないんですが、
私がブログを始めた頃に話題になっていた映画です。
この二人の演技には文句のつけようがない。
二人の掛け合いを楽しむだけでも、一見の価値はあります。
(どうして、こんなに自然な演技ができるんでしょうかね。)
まあ、お話は大富豪でしか実現できない夢物語ですが、
「お金で愛は買えない」等という、
ジャック・ニコルソンの本来持っている「皮肉屋」というイメージと、
モーガン・フリーマンが持っている「誠実」という印象が、
映画の中でうまくいかされています。
癌で余命数か月という設定を聞くと、
誰でも黒澤の「生きる」(1952年)を思い出すでしょう。
日本版では、小役人の主人公が命懸けで公園作りをする訳ですが、
こういう処に
欧米人と日本人の労働に対する価値観の違いが出ているのでしょうか?
それとも、「生きる」が綺麗事すぎるのか?
私は癌の家系なので、同じような経験をするかもしれません。
その時、私はどういう行動に出るのだろうかと考えてみたのですが、
何故かまだ先の話のような気がして、ピンときませんでした。
重い題材ですが、二人の名演技で、