何故、移民を受け入れないのか?

何故、移民を受け入れないのか?


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
私は政治や経済に疎いので、
耳学問から得た床屋談義だと思って聞いていただきたいのですが、
最近のいろいろなマスコミ報道を読んでみると、
日本の将来はお先真っ暗だという意見が、大半を占めているようです。
原因は沢山あるにせよ、
いつも必ずその理由の筆頭に挙がるのが、
前代未聞の超高齢化社会
人のことは全く非難できる立場にないのですが、(笑)
晩婚化が進み、子供も1~2人しか生まないのでは、
当然のことながら、年寄りが増えて人口は減っていくのであります。
少子高齢化は先進国共通の現象で、ある程度はやむを得ないのだとしたら、
労働力確保に、
発展途上国からの移民を受け入れたらいいのになぁと私は思います。
事実、外国のマスメディアが日本の将来について書いた記事を読んでいると、
必ずこの問題に触れております。
移民の国アメリはいうまでもなく、
ヨーロッパももはや移民なしでは成り立たない国になりつつあるようです。
しかし、日本のマスメディアで、この問題が触れられることは、
私の知る限りほとんどない。
(勿論TVも見ない私が知らないだけかもしれませんが。)
 
これは何故かというに、私の勝手な思い込みかもしれませんが、
移民を受け入れることによる将来予想されるであろう困難、トラブルに、
みんな怖気づいているんじゃないですか
日本は閉鎖的な島国です。
異民族にも支配されたこともない。
所謂島国根性というやつで、
気心の知れた隣近所の連中だけと仲良く暮らしていきたい。
自分たちと違った価値観を持つ人たちとは関わりたくない。
というより、私から言えば、
この世には自分たちとは異なる価値観で生きている人がいる。」という事を、
殆どの人は知らないんじゃないのだろうか?と疑問を感じてしまいます。
インド中国アメリ「世間」はないんですよ。
だから、彼らに「世間が許さない!」と言ってみても、
何のことやらわからない。
私の尊敬する中根千枝先生は、
 
「日本人が、
現に自分たちと異なる価値観の人間が存在しているという現実を学ぶのには、
高い代償を必要とされる。」
 
と仰られております。
アメリなんて、人種差別が酷いとなどとよく言われますが、
あれだけの多種多様な人種民族が集まって、
毎日喧嘩ばかりしているわけにもいかないだろうから、
彼らはそれなりに「他者」を理解しようと努めているはずです。
日本人も、いろいろなトラブルは起きるだろうけれど、
高い代償を払ってでも、「他者」と付き合う勉強をする時代になってきている。
これから何百年も、この狭い島国で気心の知れた仲間同士で、
引き籠って生活する訳にはいかないと思うんですけど。。。

私よりも何かにつけてよくご存じの皆さんは、どう思われますでしょうか