映画「プライドと偏見」を鑑賞する!

映画「プライドと偏見」を鑑賞する!

ブロ友よ、これが映画だ!


 
 
2005年 イギリス
 
 
CG満載のアクション映画に食傷していた(←ならば、観なきゃいいのですが
処に、
ブロ友のぐりさんmoさんの猛烈な推薦があって、
本当は恋愛映画は苦手なんですけれど、
半ば渋々、この映画を観てみました。
原作は、イギリス
の18世紀の作家・ジェーン・オースティン(1775~1817)
高慢と偏見(もしくは「自負と偏見」 "Pride & Prejudice")で、
夏目漱石が絶賛していたこともあって、
若い頃より、その名は私でも知っておりました。
でも、何度も書きますように恋愛小説がもひとつ苦手な私は、
原作を読むことを躊躇しておりました。
 

 
 
こういう予備知識のなさが、却って幸いしたのかもわかりません。
全編を流れる美しい音楽と、イギリスの美しい風景、
英語が堪能とは言えない私にはすべてがわかるとは言えませんが、
精錬された会話、
そして何よりヒロインエリザベス・ベネットキーラ・ナイトレイ)の類のない美貌。
時間を忘れて、映画に見入ってしまいました。
これだけ、素直に映画にのめり込めるのも、最近では久々の経験です。
 
ぐりさんが、原作を評して言うように
「ソープオペラ、あるいは、少女趣味」と言えなくもありません。
「白馬の王子様」に憬れる女性の願望そのもののようなお話です。
でも、この映画はそんなことはどうでもいいのではないのでしょうか?
ディテールを楽しむ映画だと思います。
「神は細部に宿り給ふ」
 

※余談ですが、キーラ・ナイトレイって、
美人だけどナタリー・ポートマンそっくりだよな~と思っていたら、
なんと、かの駄作
スター・ウォーズ/ファントム メナス」で、
アミダラ姫の影武者役で出演していたそうですね。
初めて知りました。

私としては、DVDを購入したい位、この映画が気に入りました。

で、お聞きしたいんですが、
DVDに挿入されているというアメリカ版ラストシーンって、どんなのでしょうか
それと、映画版がこれだけ素晴らしいのだったら、
名作の誉れ高い1995年・BBC製作のTV版は、どんなのなのでしょうか

久々に、気持ちの良い映画鑑賞ができました。
いや~、映画って本当にいいものですね~