村上春樹はストックホルムの夢を見るか?
村上春樹はストックホルムの夢を見るか?
またまた、ノーベル賞の季節がやって参りまして、
と言う話題がネットを飛び交います。
最近の作品(「IQ84」「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」)は
読んでおりませんが、
やっぱり日本人として、この方にノーベル文学賞を貰ってもらいたいです。
何故かと言うと、
村上氏は、日本で数少ない同時代の海外の読者を持つ作家だからです。
かつては、
三島由紀夫がその作品がすぐに海外で翻訳されて読者を持ったようですが、
村上春樹ほど広範囲ではなかった。
(アジアでは殆ど三島の読者はいないでしょう。)
三島由紀夫の場合は、飽くまで異国情緒溢れる日本の作家として読まれていたのに過ぎなかったのではないか?
だからこそ、彼は晩年、
変な民族主義者にならざるを得なかったのではないか?
しかし、村上春樹さんの場合は、「日本人の作家」という枠を超えている。
日本のせこい「文壇」ともほとんど縁を持たないそうですし、
その作品のテーマは、普遍性を持つものでしょう。
だからこそ、世界中の人に読まれている。
私は、かつて小説家になることに憬れていたのですが、
悪口を散々書きましたが、やっぱりすごい作家だと認めざるを得ない。
そのイマジネーションの豊かさは、私には到底真似できないものです・
だから、嫉妬せずに尊敬いたします。
私が感じたように、
って、頑張りようがないですけどね(笑)
いい知らせを待っております。