貧乏人は搾取される

貧乏人は搾取される

もうかなり、落ち着いてきたので、
昨日は、久しぶりに映画を観ました。



この映画、アメリ
でも賛否両論もあったそうですが、
私は結構好きになりました。
                    




イラク戦争における、アメリカ兵の「活躍」を描いた映画であります。
丁度、今日本
では、例の安保論争が喧々諤々煩いようですが、
誰かがTVで言っていたように、
戦後何十年も日本が戦争をせずに済んできたのは、
憲法第9条があったからではなくて、
アメリカの軍事力の傘で、
守られてきたからに過ぎない
と私は思っております。
その「世界秩序」を維持するために、
ダーティ・ワークをせざるを得ない人たちがいる。
決して、安易な戦争賛美映画ではありません。
日本で「空想的平和主義」を唱えるイノセントなおばちゃん


になど、
見てもらいたい映画です。



実在する人物の伝記映画なのですが、
この映画の製作中に、本物(クリス・カイル
の方が、
なんとPTSDを患う元海兵隊員に射殺されてしまいました。
その事件が却って、この映画に言い知れぬ深みを与えたように私は思いました。






全然関係ありませんが、
引越しして、一番驚いたのは、水道光熱費が大変安い事です。
前のぼろアパートは、家賃は安かったが、
電気代、水道代、銭湯代で恐ろしくお金がかかった。
今の住居は、家賃は高いが、それ以外のモノが安いので、
却って今の方が、経済的に随分と楽なのであります。
私の尊敬する漫画家 故青木雄二さんは、
「社会は貧しい人たちを助けようとする」
なんて話は真っ赤な嘘であると言われておりました。
その一例として、労働者の街釜ヶ崎では、
自動販売機のお酒の値段が日本一高い事を挙げておられましたが、
まさに、貧乏人は社会から搾取されるんですよね。
改めて、痛感した次第であります。



ミルクちゃんは、元気でしょうかね?