映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を鑑賞する!

映画「ヴィンセントが教えてくれたこと」を鑑賞する!

2014年 アメリ




年末年始には、結構映画を観ました。
そのいちいちに感想文を書くのも、面倒になってきましたが、
この映画は、ちょっとマイナーなわりに心に残ったので、記事にいたします。




昔から、どの町にでもいる、人生の落後者のようなダメおやじ
(私も似たようなものか?笑)
両親が離婚し、孤独な生活を強いられるひ弱な少年
この二人の交流を描いた映画であります。

多くの方がネットのレビューで指摘しているように、
この映画は北野武監督菊次郎の夏(1999年)との類似点が多い。
特に、おっさんが少年に賭け事を教える場面など、
明らかに北野映画のパクリと言っていいでしょう。






それでも、ビル・マーレイの好演がこの映画を大変興味深いものにしています。
基本的にはコメディですが、最後にはちょっと涙ウルウルになってしまう。
(この手の映画のお約束事ですね。)



身重の娼婦を演じるナオミ・ワッツもいいです。

子供が人生を生き抜くために身に付けなければならない知恵は、
教育ママが眉をひそめるようなものの中に隠れている。
そんな事を教えてくれる映画でした。

珠玉の名作だとは思いませんが、お暇な方にはお勧めいたします。