勝ち馬に乗らない生き方

勝ち馬に乗らない生き方




最近のハリウッド映画を観て、ウンザリするのは、
露骨に中国
に媚を売った演出が多いこと。
なんでも、もうすぐに、
中国の映画市場が、アメリ
を抜いて世界一になるそうで。
我も、我もと、中国にしっぽを振って、金儲けをたくらむ輩が後を絶ちません。

そんななかで、以前より中国政府によるチベット民族への迫害を非難していた
リチャード・ギアが、ハリウッド映画から干されつつあるらしい。
本人も、それは自覚の上で、
干されたからと言って予てよりの主張を取り下げるつもりはない様子。

「近代的自我の確立」とかなんとか、偉そうなことを言っていたのに、
戦争がはじまると皆軍部
の言いなりになってしまった
第二次世界大戦中の我が国
の知識人とは大違いですよね。

勿論、リチャード・ギアが自分の主張を貫けるのは、
今まで、ハリウッドスターとしてしこまた稼いできたお陰でしょう。
日々の生活に追われるような状態なら、
嫌でも媚を売らないと生きていけない。
孔子様(←孟子でした^^;)も、
「恒産なきものに恒心なし。」と仰られております。

しかし、こういった「勝ち馬に乗らない」生き方を、
私は深く尊敬してしまうのであります。
兎角、我が国の人々は、時流に乗りやすい。
皆が「勝ち馬」に乗ろうとする。それが当たり前だと思っている。
もしかしたら、私が「変人」と呼ばれるのも、
こういう処に理由があるのかもしれませんね。