郷ひろみの憂鬱、ガッツ石松の矜持

郷ひろみの憂鬱、ガッツ石松の矜持




古い話で恐縮ですが、
郷ひろみが主演した西部劇があるのをご存知ですか




郷ひろみさんは、何を勘違いしたのか、

ハリウッドスター
を目指していたことがあったんですね~(笑)
(なんと、坂本龍一のことを「ライバル」と呼んでいた。
)
郷ひろみが日本の芸能界で成功を収めたのは、
日本人には珍しく目鼻立ちがくっきりした容貌のせいで、
私たちの間にある根深い白人コンプレックス
が作用したからでしょう。
(未だに、日本の芸能界では白人とのハーフやクォーターが幅を利かせてます。)
でもねえ、あんな顔、欧米では珍しくないんですよね~
ですから、当然のことながら、彼の野望はあえなく潰えてしまいました。。。




それとは反対に、
S.スピルバーグや、リドリー・スコットの映画に起用された日本人俳優がいました。
ご存知、ガッツ石松



太陽の帝国(1988年)



ブラック・レイン(1989年)

これらの監督さんたちは、ガッツ石松の容貌の中に、西洋人にはない特徴を見出したのでしょうね。

私たちは、明治維新以来、脱亜入欧(西洋人のようになりたい)と努力してきましたが、も一つ上手くいかない理由は、この辺にあるのだと思う。
近代化するという事の意味を、勘違いしているのではないか?

第二次世界大戦中、戦地に赴く兵隊さんたちの中には、
原節子のブロマイドを懐中に忍ばせていた人も多かったと聞きます。




「鬼畜米英」とか強がって叫んでみても、
もう、その時点で、私たちは戦争に負けていたんですよね。