映画「ジェラシック・ワールド/炎の王国」を鑑賞する!

映画「ジェラシック・ワールド/炎の王国」を鑑賞する!



2018年 アメリ

私は、このシリーズの熱心なファンではありませんが、一応ほとんどの作品は観ております。で、観ているときはそれなりに面白いけれど、観終わって何も残らない映画の典型だと思います。この作品も、極めてよくできたVFXのお陰で、ハラハラドキドキが楽しめる様になっておりますが、ただそれだけ。これは、映画としての面白さではないでしょうね。勿論、映画には、人生や哲学を語る以前に「見世物」としての機能がある訳で、そのこと自体にケチをつけるつもりはありませんが。





この映画の根底に流れる哲学は、「人間が傲慢になって、科学技術を弄んで、あくどい金儲けの事ばかり考えていると、いずれは神の怒りを買ってしっぺ返しを受ける」という護教的なものです。でも、そう言うお話を、最先端の科学技術を使って表現して、大いに金儲けをしているのだから、大変な矛盾(笑)
まあ、その矛盾があるからこそ、皆が観に行くんでしょうけどね。