「エイリアン2」




この映画は「続編に、名作なし」の法則の、

「ゴッドファーザー」に続く、数少ない例外のひとつです。

一つには、監督ジェームズ.キャメロンの力量によるところが大きいでしょう。

キャメロンは自身の「ターミネーター」(1984年)の続編も作っていて(1991年)、

続編の方が面白いのは、皆さん周知ことこでしょうが、

私は、キャメロンの代表作だとみんなが認めるであろう「タイタニック」(1997年)より、

マイナーな「アビス」(1989年)の方が好きなのであります。

(それにしても、キャメロンは若い頃、海洋生物学を勉強したせいか、

海をテーマにした映画が好きなようですね。)

前作の「エイリアン」(1979年)とは違って、エイリアンがうじゃうじゃ出てきて、

たしか、公開当時は、「今度は戦争だ!」が、キャッチコピーだったと記憶しています。

コロニーに、たった一人生き残った少女を守ろうとするリプリーと、

マザーエイリアンとの「母性愛」の戦いが、作品のテーマとなります。

シガニー ウィーバーは、この作品でアカデミー主演女優賞にノミネートされました。

(ちゃんと、演技の勉強しているのに、「エイリアン」の印象が強すぎて、

「エイリアン女優」になってしまったのは、気の毒な気がします。)

パワーローダー↓のメカデザインには、明らかに日本のロボットアニメの影響が見て取れ

ます。




早くから日本の漫画やアニメに注目し、自身の作品の参考にしたり、
エイリアン2」のクライマックスシーンを「ガンダム・ムービー」と自称したり、
押井守の紹介者として大手映画会社に働きかけたりしたことでも知られる。(ウィキペディアより)

そのほか、特にこの時代のハリウッド映画には、

日本の漫画やアニメの影響を受けたものがたくさんあると思うのですが、

何故か、日本人の方がそれを認めたらがらないところがあります。

SPEED RACERの公開によって、変わってくるかもしれませんが...)


それにしても、エイリアンシリーズがこのあとの「3」(1992年)から、

急につまらなくなったのは、

この映画の冒頭以来、

猫↓を出演させなかったせいではないのでしょうか?(=^・^=)