少女愛猫図
『洋画』と言いながら日本人の絵ですが、
江戸時代の洋風画家の絵は面白いので、
載せておきます。
坂本満氏の意見によると、本図はキャサリン・リード原画、ジェームズ・ワトソン版刻の《ミス・トリマー》という英国製銅版画を模写した作品である。一般に、江戸時代の洋風画家は油絵などを描くと筆致が渋滞しがちであるが、日本人として手慣れた筆墨を用いた時は、驚くべき描写力を示すことがある。本図はその好例で、西洋画の陰影法についての作者の並々ならぬ関心がうかがわれる。
江戸時代が鎖国していたとは思えない、
見事な模写ですね。
今と違って、はるかに限られた海外の情報のなかで、
これだけのものが作れるのは、凄いですね。
一般的に言って、
日本人は音楽よりも絵画に才能のある民族だと私は思います。