猫と絵画

いつだって猫展

いつだって猫展猫好きというより、私は浮世絵に大変興味があって、京都文化博物館で開催された「いつだって猫展」に行ってまいりました。最終日で日曜日という事もあって、朝の10時から、博物館は満員でした。展示内容は、以前鑑賞した没後150年 歌川国芳…

EVIL EYE(邪視)

EVIL EYE(邪視)

歌川国芳の戯画

歌川国芳の戯画「おぼろ月猫の盛」 弘化3年(1846) 国芳の画集を眺めてみるに、いろいろなジャンルで、素晴らしい仕事をされた方だと思いますが、私の関心を一番惹きつけたのは、やはり戯画でした。猫の遊郭なんて、行ってみたいとは思いませんが、(笑)言論…

没後150年 歌川国芳展・修正版

没後150年 歌川国芳展・修正版 ブログを長いことしていると、過去の記事と思わぬ関係性のある事が実社会で起きてきますね。歌川国芳については、かなり以前に記事にしました。「猫あそび」 猫飼好五十三疋 今回、大阪市立美術館で、その実物を見るチャン…

歌川広重

歌川広重寛政9年(1797年) - 安政5年9月6日(1858年10月12日)猫の化粧風景、人物、鳥魚など、淡彩の草体画を75図も収めた画帳から、対照的な2図を選んで紹介する。《猫の化粧》では、ユーモラスなその擬人画に江戸人特有の精練された機知を発揮している…

アンリエット・ロナー・ニップ

アンリエット・ロナー・ニップHenriette Ronner-Knip(オランダ1821-1909)うれしいゴミ「ねこのポートレイトで有名なベルエポックのサロンアーティスト」という事だけしかわかりません。猫のティータイム紙のゴミ箱素人考えながら、可愛い事は可愛いが、あ…

寺崎広業

寺崎広業(誰だ?)秋苑明治32(1889)年どこが『洋画』だ! と言われてもい方がない、これも、れっきとした『日本画』であります。インターネットの画像なら、誰でも入手できるので、できるだけオリジナルなものを、と思うと、資料が少ないので、苦しくな…

竹内栖鳳

竹内栖鳳斑猫 竹内栖鳳(せいほう)大正13(1924)年 第1回淡交会展『猫と洋画』と、銘打ったわけですが、やはり、私の情報量の範囲では、日本画の方が、いいものが多い。あまりに見事なので、載せていただきます。例によって美術書の丸写し。(退屈な方は、…

竹久夢二

竹久夢二竹久夢二大正8年(1919年)ごろこの絵は竹久夢二の中期のみならず、生涯を通じての代表作のひとつである。彼本来の特質である耽美性を濃厚に漂わせながら、しかも、大ぶりな絵画的造形性を成熟させている。夢二好みの黄八丈の着物を着た女性が、「黒…

ゴヤ

フランシスコ・ホセ・デ・ゴヤ・イ・ルシエンテス(長~い名前)1746年3月30日 - 1828年4月16日スペインの画家。ディエゴ・ベラスケスとともに、スペイン最大の画家。ベラスケス同様、宮廷画家として重きをなした。『マヌエル・オソーリオ・デ・スニガ』1788…

猫飼好五十三疋

猫飼好五十三疋一勇斎国芳 19世紀初代豊国の弟子で月岡芳年の師にあたる国芳は無類の猫好きだった。1枚刷りの浮世絵にも団扇(うちわ)絵のも猫を描いているが、猫族を描いた彼の代表作はやはりこの3枚続き、東海道五十三次をもじったこの作品であろう。西洋…

ルノワール

ピエール=オーギュスト・ルノワール↑最近、京都で美術展がありました。ジュリー マネ あるいは猫を抱く子ども 1887年 洋画の定番、印象派であります。猫が、絵画でどのように扱われているか、調べてみたのですが、(私の資料の範囲内では)所謂『洋画』は、…

少女愛猫図

石川孟高(誰だ、この人?)『洋画』と言いながら日本人の絵ですが、江戸時代の洋風画家の絵は面白いので、載せておきます。少女愛猫図例によって、美術書の解説の丸写し。↓坂本満氏の意見によると、本図はキャサリン・リード原画、ジェームズ・ワトソン版刻の…

藤田 嗣治

知性と教養の溢れるわがブログは、皆様の熱い要望にお応えして、ついに書庫『猫と洋画』を設立!(厳密にいえば、洋画ではないときもあるのでご勘弁を。)まずは第一弾!藤田 嗣治(レオナード・フジタ)1886年11月27日 – 1968年1月29日↑「猫と自画像」この人の…

「娘に猫」

娘に猫歌川国政浮世絵こそ、フランス印象派の原点であり、MANGAの原点であります。(この知性と教養にあふれたブログ、Yahoo!さん、削除しないでネ)

「美人愛猫図」

作者:小林永濯 時代:明治時代よく調べたわけではありませんが、猫を「可愛い」ととらえる絵は、明治以降に多いように思います。

「湯上り美人と猫図」

湯上り美人と猫図作者:勝川春英 時代:江戸時代わ~、色っぽい。

「猫の妙術」

猫の妙術作者:一勇斎国芳 出版年:弘化4年~嘉永5年(1852)大ネズミを退治した猫が武芸者に芸の奥義を説いている図 。江戸時代は、現代よりはるかに、猫の社会的地位が、高かったみたいですね。(でも、猫に教えてもらう侍も、ナサケナイ。)

「猫あそび」

猫あそび歌川国芳寛政9年~文久元年(1797~1851)作画期: 文化後期~万延元年(1814~1860)画系:歌川豊国門下画号:一勇齋 採方舎 朝桜楼 雪谷 仙真隠号:一妙開猫よし 三返亭猫好 五猫亭程よし 白猫斎由古野日本橋の染物屋に生まれ 15歳の頃、初代豊国…