ゴヤ
ベラスケス同様、宮廷画家として重きをなした。
『マヌエル・オソーリオ・デ・スニガ』
1788年頃
1788年頃
鵲(かささぎ)をゆわえたひもを手に立つ可憐な少年は一時ゴヤのパトロンでもあったアルタミーラ伯の第2子。ゴヤは生涯を通じ純粋無垢な子供には率直に心を開き、子供たちの可憐な純真さを愛しながら、堂々たる一個の実在者として描いた。人物や鳥籠(とりかご)などの輪郭の明確さや色彩の明るさは、《宰相フロリダブランカ伯爵》図同様、ロココと新古典主義の影響によるもの。ゴヤは好んで動物を登場させるが、鵲を見つめる猫の眼光に不吉な予感がある。
ゴヤと言えば、『裸のマハ』『着衣のマハ』が、つとに有名。
『着衣のマハ』をUPしておきます。
↑『着衣のマハ』
1789~1805年ごろ
1789~1805年ごろ
え、ちょっと何か違うって?
気のせいですよ。