「日本の知識人は、東京ディズニーランドの従業員である。」という仮説

「日本の知識人は、東京ディズニーランドの従業員である。」という仮説

まずは「スノビズムとしての日本文化と云う記事で、
スノビズム」の意味がわからないと云う方が多かったので、
佐々木孝次氏の定義を紹介いたします。
すなわち、
 
『「新しさ」と「流行」の要素を持つものに、無条件に魅惑され、また魅惑されようとしてそれらを求める精神傾向の事』
 
だそうです。
これって、奈良時代から日本人がしてきた事じゃないですか?
 

 
再三書きますが、私は日本の知識人の胡散臭さを、
子どもの時から骨身にしみて知っているので、
高等教育を受けた人々が、無条件にエライと思う風潮に、
アレルギーを感じてしまいます。
 
でも、考えてみるに、明治以降に限ってみても、
私達は何回知識人に裏切られている事でしょうか?
古くは、第二次世界大戦中の知識人の行動。
トルストイ主義」を標榜していた武者小路実篤を始めとして、
99%の知識人は保身の為に、軍部に迎合しました。
そして、戦争に負けてGHQがやってくると、みんな一斉に、「民主主義万歳!」
けれども、武者小路実篤を、「日本のトルストイ」だとは思わずに、
戦前に一世を風靡した「トルストイ主義」の流行(スノビズム)に追随した人、
すなわち、「東京ディズニーランド」の「トルストイ」と云うアトラクションの
従業員だったと思えば、
腹も立たないのではないのでしょうか?
 

 
↑平成時代のスノビズム
 
戦後、日本の論壇を牛耳った「マルクス主義」と云う「スノビズム」。
北朝鮮の現在の惨状に、何ら良心の呵責を感じない彼らの無責任さも、
仕事で「マルクス主義」と云うアトラクションで客を集めて、
お金儲けをしたにすぎないと思えば、当然の行為です。
現在は、「フェミニズム」と云うアトラクションが大人気ですね

我が尊敬する福田恒存氏も、日本の知識人を批判して、
利潤追求の商業勢力にすぎない。近代の担い手ではない。」と断言しています。

皆さん!
日本の知識人に、トルストイや、ガンジーや、キング牧師や、アインシュタインを期待するのはやめましょう!
日本の知識人は、アトラクションで演技をして金儲けしているにすぎないのです。
そんな人に正義を求めても、所詮無駄な話です。
フェミニズムの流行が終わると、彼らは次のスノビズムに、移動します。
今度は、キャベツと胡瓜の人権問題でしょうか