映画「インビクタス/負けざる者たち」を鑑賞する

インビクタス/負けざる者たち

(2009年・アメリカ映画)
 

 
クリント・イーストウッドの映画は、どれも粒揃いで、外れがないので、
期待してみました。
しかし、へそ曲りの猫さんにしては、あまりに定石通りで、
あまり、のめり込む事が出来ませんでした。
ネルソン・マンデラという人物については、
知識が深いとは言えなかったので、勉強にはなりました。
話が定石通り云うのも、後でネットで調べてみると、
ほぼ史実を忠実に再現しているようなので
イーストウッドの手腕が落ちた訳ではないようです。
思うに、この映画は、オタク
が一人で観る者ではないのでしょう。
アメリカかどこかの劇場で、いろいろな人種の人達に交じって観ると、
また違った感想を持ったかもしれません。


長年白人に迫害されたネルソン・マンデラが、
大統領になっても報復人事を行わなかった事は、
まさに尊敬に値すると思います。
私は、仕事の上で、
最近人間関係のトラブルに巻き込まれているので、
私もこのように振舞ってみたいのですが、
なかなかこう思うようにはいきそうにありません。


これは、他の人のブログでコメントした事なのですが、
私は、こう云ったみるからに教育的な映画より、
例えば、ウィル・スミス主演の
娯楽映画アイ・アム・レジェンドを観て、
黒人がごく自然に、
主役として活躍するのを見ていると、
時代も変わったものだと感動してしまいます。
時代は進歩するものなのですね。

 
 
 
 
 
 

※余談:昔、私が子供の頃、「マイ ウェイ」と云う映画がヒットして私も面白く見たのですが、
今から考えると、南アフリカ共和国製作の映画なのに黒人が一人も出てこない、
不気味な映画でした。