映画「ユージュアル・サスペクツ」は、何回も観た

 

映画「ユージュアル・サスペクツ」は、何回も観た

 

 
なんだかんだと、毎日更新しているブログです。
お暇な方は、お付き合いを。
 
最近、わがブログは、映画好きの人がたくさんコメントをくれるようになって、
その中には老若男女色とりどりで、ありがたいことでございます。
さて、この「ユージュアル・サスぺクツ」(1995年 アメリカ)は、
アカデミー賞脚本賞助演男優賞まで受賞し、
そのラストのどんでん返しがあまりに有名なので、
皆様ご覧になっていると思いますが、
もしかして、もしかして、
「近頃の若いもん」などで、ご存じない方もあるかもしれないと思い、
紹介させていただきます。
 
あらすじ
カリフォルニア州のある港で大規模な殺人事件が起こる。捜査官クイヤンは、事件で唯一生き残った男、ヴァーバル・キントを呼び出す。ヴァーバルはその殺人事件が起こるまでの過程、起こった様子を詳細に語る。そして、ヴァーバルは事件の元凶であり実行者である、顔も声も知らずただ伝説的な噂のみが独り歩きする謎のギャング「カイザー・ソゼ」の名前を口にする。はたして、カイザー・ソゼとは何者なのか?事件の全容とは一体何なのか?(Wikiより拝借)
 

 
この映画だけは、未見の人の為に
絶対ネタバレしてはいけないと思うのですが、
私は最初に観たときには、
「騙された!こんなの詐欺だ!」と思いました。
でも、もう一度見返してみると、ちゃんと伏線が張ってあって、
リーズナブルなお話になっていて、文句のつけようがない。
さすがは、アカデミー脚本賞を獲っただけのことはあると、
感心してしまいました。
やはり、映画は脚本です。(キッパリ)

大抵の人が、この映画に見事に騙されるのは、
おそらく、皆が気が付かないうちにもっている身体障碍者への差別意識
そして、西洋の観客の場合、東洋人(はっきり言って日本人)への偏見、
この二つを、ストーリーが見事に利用しているからでしょう。
映画の中で、「影」が実に効果的に使われています。
 

 
似たようなトリックは、
私は、この映画ほど強烈な印象は受けませんでした。
ただ、日本の推理作家に言わせると、
この映画はミステリー映画の文法を無視しているそうで、
(回想シーンを、そのまま実写で語る)
ヒッチコックが、かつてした失敗と同じだと非難していましたが、
素人の私から言わせれば、そんなの、面白ければいい事で、
関係ないです。
 
音痴の私ですが、音楽も映画のフィルム・ノワールの雰囲気ぴったりで、
秀逸だと思いました。
観ていない方は、是非ご覧になってください。
後悔はしませんよ
 
※追記 この映画の監督ブライアン・シンガーは、
後に、「スーパーマン リターンズ」とかX-MENシリーズとか撮っていますが、
私はどれも気に入っています。ユダヤ人だそうです。