映画「ジャガーノート」を鑑賞する

映画「ジャガーノート」を鑑賞する

(1974年 イギリス)

 
べつに私は、TSUTAYAの営業を引き受けているわけではないですが、
この映画は「面白くなかったら返金します。」タランティーノの真似や
というキャンペーンに選ばれた映画で、
おそらく、まだ私が痴呆老人になっていなかったらまだ観ていないはずなので、
借りてきました。

あらすじ
処女航海に出発した豪華客船”ブリタニック”号にインドの古代神・”ジャガーノート”を名乗る人物が爆弾を仕掛けたと言う脅迫電話が船主の専務に入った。専務はロンドン警察とファロン中佐(リチャード・ハリス)率いる海軍の爆発物処理チームと共に犯人逮捕と爆発物処理に挑む。(Wikiより)

 

 
いい映画を見ると、気持ちがいいものですね。
※ここで私が「いい映画」というのは、ゲージツ的であるとか、教訓的であるとか、
そういう事でなくて、単に娯楽として面白い映画を指します。
映画製作の詳しい事情は知りませんが、アメリカ映画タワーリング インフェルノ」と同年に公開されているところを見ると、
当時隆盛を極めたパニック映画の便乗商品なのかもれません。
しかし、イギリス映画を侮ってはいけません!
ハリウッド映画ならこうのはないだろう
(水しぶきがカメラのレンズにかかっている!)チープ感が、
かえって映画にドキュメンタリーのような雰囲気を与え、
日本映画なら仲代達也が怒鳴ったり
大竹しのぶが泣きわめいたり
するところを、
俳優たちの抑えた演技がサスペンスを盛り上げます。
 
オマー・シャリフも出ています
 

 
(でも、実際にこういう事が起こったら、
                                 乗客はこんなに冷静ではいられないと思いましたが。)
リチャード・ハリスの時折見せるユーモアも、私は大変気に入りました。
まだ観られていない方のため、あんまりネタバレはしませんが、
ドラマのクライマックスに使われたシチュエーションは、
ワイヤージレンマと呼ばれて、
その後の映画等に数々の模倣が行われたとのことです。(Wikiより)

やはり、映画は脚本だと、しみじみと実感した結末でした。
 
いや~、映画って本当にいいものですね。
それでは、またお会いいたしましょう。