映画「アイデンティティー」と「ブラック・サンデー」

最近観た映画

いろいろと雑用があって、ゆっくり映画を観る暇がなかったのですが、
最近観た映画を二つ。
 
一つ目は、
アイデンティティー」(2003年 アメリカ)
 

 
tenhosnakeさんがお勧めで、ラストのどんでん返しがいいとの事で、
期待してみたのですが、
これはtenhosnakeさんも自分のブログでおっしゃっていたように、
予備知識なしで観たほうがよかったと思います。
さほど衝撃的なラストではなかったです。
よく知らないで書くのですが、
こう言った精神分析の図式を当てはめたような映画は、
私はあまり好きではありません。
(「名作」を精神分析すると面白いですが。)
ある種の病気で苦しんでいる人への偏見を助長するのでは?
との疑問が湧きました。
(観ていない人には、なんのこっちゃわからないレビューでした。
 


次に、例によってTSUTAYAご推薦の
「ブラック サンデー」(1977年 アメリカ)
 

 
が面白かったので、期待してみました。
ネットで調べてみると、
 
日本でも1977年夏に劇場公開される予定だったが、「上映すれば映画館を爆破する」との脅迫があったため、公開中止となった。ただし、2006年にはDVD発売記念として特別試写会が新宿の明治安田生命ホールで行なわれた。(wikiより)
 
そうで、かなりいわくつきの映画のようです。
あらすじ
1970年代のアメリカ。軍人としてベトナム戦争で戦った男が祖国に裏切られた復讐からアラブのテロリストと手を結び、国内での数万人規模の大量殺戮に着手。テロリスト暗殺を仕事とするイスラエル諜報特務局の殺し屋、カバコフ少佐はアメリカ国内でのテロ行為により市民感情イスラエル支持から離れるのを防ぐために海を渡り大義のない死闘を繰り広げることになる。(wikiより)
 
この「アラブのテロリスト」と言うのが、
イスラエル軍に家族をみな殺しにされたパレスチナの女性で、
その復讐とばかり、人を殺しまくります
ユダヤ系資本が牛耳っている映画の世界で、
こういったパレスチナ難民の復讐劇を扱うのは、大変珍しいんじゃないんですか?
それと、この時代の映画に頻出するベトナム戦争の傷跡

ブルース・ダーン
の傷ついた英雄の演技は
なかなかのものでしたが、
如何せん、
現代の高度なCG技術の映画を見慣れてしまうと、
クライマックスのスタジアムでのパニックが、
合成技術が幼稚で白けてしまいました。
テーマが重くて興味深いだけに、何とも残念な気がしました。

 
 
 
 
 
 
 
それでも懲りずに、
今度もTSUTATAおすすめのポール・ニューマン主演、
「スラップ ショット」を借りてきました。
これは、大昔に観たことがあり、大変面白かった記憶がるので、安心しています。
感想は、後ほど。