瘤取り爺さん

瘤取り爺さん


 
「もし、クレオパトラの鼻が低かったら、世界の歴史は変っていただろう」と言うのは、有名なパスカルのことばだそうですが、
それなら
「もし、全国の女子高生が、猫さんの瘤に気がついていたら、日本の歴史は変わっていただろう」とも、当然言えるわけです。
 
そうです。
私、首の後ろに瘤を持っていたのです。
瘤ができ始めて十年以上経つのですが、
あまり目立たない小さな瘤でしたので、気にしていませんでした。
でも、最近になって会社の上司に瘤のことを言われたので、
思い切って切開手術を受けることにしました。
(記念に、瘤の写真を撮っておいたのですが、
おそらくみなさん気持ち悪いでしょう
から載せるのはやめておきます。)
 
幸福なことに、
いまだかつて大きな事故も大きな病気もしたことがない猫さんですので、
物心ついての初めての手術にかなり緊張しました。
 

(↑写真は、ネットからお借りしました。)
 
テレビで出てくるようなオペ室に連れて行かれ、
痛い痛い
麻酔の注射を何本も打たれて、手術が始まります。
お医者さんは、看護婦さんと世間話をしながら私の瘤にメスを入れます。
時々「大きいですね。」とか看護婦さんが言っていたのは、私の瘤の事でしょう。
高さはなかったのですが、かなり大きな瘤になっていたようで、
30分は、手術していたように思います。
血を見るのが怖い気弱な私
は、できるだけ何も見ないようにし、
結局何も見ずに、手術は終わりました。
誰に聞いても、心配するような手術ではないと言うのですが、
家に帰って再び出血し始めて、
その日のうちに二度、病院に行くことになりました。
今日は職場でまた出血してしまいました。

 
 
痛くはないのですが、当分は難儀な思いをしないといけないようです。
長年じゃまっけだったものがなくなて、
ホッとしました。
でも、淋しい気もします。。。

 
 
 
注意:コメントいただけるなら、「小太り爺さん」と言う駄洒落は使わないでくださいね。