映画「追憶」を、今更鑑賞する

映画「追憶」(1973年)

アメリカ映画

 
 
あらすじ(Wikiより)
左翼思想に傾倒するケイティーと政治的主義にとらわれない考えを持つハベル。信条が正反対の二人は大学で出逢い、卒業後それぞれの道を進む。第二次世界大戦の最中ケイティーは偶然ニューヨークで軍人となったハベルと再会し、戦後結婚した。ハベルは脚本家となり、ハリウッドで徐々に認められるようになる。しかし、マッカーシズムの時代が幕を開けると、ケイティーの政治思想がハベルの仕事にも影響を及ぼし、二人の仲に亀裂が入り始めた。

恋愛映画の苦手な猫さん
ですが、
ポニーさんが誉めておられたので、主題歌が懐かしいのと相まって、
一度観てみようと思いました。
この映画の主題歌は、若い方でも一度は耳にしたことがあると思います。
 
 
もともと、映画監督としてのバーブラ・ストライサンドが大好きだったんですが、
「愛のイエントル」(1983年)「ナッツ」(1987年)等、
アメリカで女性で映画監督として評価された稀有な存在)
この記事を作るにあたって調べてみて、
女優、歌手、作曲家、映画プロデューサーとしても成功を収めた、
非常に偉大な人だと改めて知りました。
失礼ながら、かなりのご高齢かと思われますが、
今でも、ヒットチャートを賑わす歌手であることも最近になって知り、
大変驚きました。
 

 
いわゆる「美人」
ではない女性で、
その事に本人がかなりコンプレックスを持っているそうですが、
それが、却って彼女の成功の原因になったのかもしれません。
やはり、歌手は歌が巧くないと、話になりませんよねえ。
 
この映画の中では、
ユダヤ系の大変強い左翼的思想を持った女性を演じていますが、
これは、ほとんど実社会での彼女そのものらしいです。
こういう女性でも、やはりイケメンには弱いのか、
ロバート・レッドフォードと恋に落ちます。
このころのレッドフォードは男の私が見ても美しい。

レッドフォードを見るだけでも、
この映画は見るに値します。
しかし、こうも自己主張の強い女性は、
ノンポリのイケメンとでは上手くいくはずはありません。
子供までできますが、最後にはほろ苦い結末が。。。
 
赤狩りなどの時代背景も巧みにお話に取り入れられて、
おじさんには懐かしい映画でした。
 
何よりこの邦題(原題はThe Way We Were)がよろしい。
今なら、きっと「愛と哀しみのナントカ」とかいったバカな題名がつくことでしょうね。