映画「キック・アス」

映画「キック・アス

2010年アメリカ映画

 
※「この映画のキャストやあらずじを知りたい方は、ネットで調べてください。」という投げやりな記事です。
 
最近、アメコミのパロディ映画が多いみたいですね。
皆さんのレビューで、面白いとの感想が多かったので期待して観ました。
男性陣の関心はもっぱら
11歳の女の子演じるキュートなヒットガール 
(クロエ・グレース・モレッツ)
に集中していたようです。
しかし私には、いくら正義のためとはいえ、
この子余りに残酷すぎるのでひいてしまいました。
こういう男よりも戦闘能力の高い女性を描くのが、
最近のハリウッド映画の流行なんでしょうか?
 

 
私の知る限り、こういう滅茶苦茶強いヒロインは
押井守攻殻機動隊(1995年)がそのはしりでは?と思いますが、
草薙素子には哲学があった。(映画版しか観ていませんが。)
ヒットガールは、殺しまくるだけであります。
実際にこんな強い女の子はいるはずがないので、
劇画として楽しめばいいのでしょうけれど、
一応「悪者」にも人権というものがあるはずで、
無差別に殺してもいいというものではないと思う訳であります。
 
このように、ヒットガールの存在感が圧倒的だったので、
肝心の本当は単なる平凡な人間がヒーローになってしまう
というこの映画のテーマが、完全に霞んでしまったような気がしました。
 
何はともあれ、
これで猫さん 
ロリ○ンではない
証明された次第でありました。