はるばる比叡山延暦寺まで行って、しょぼい黒澤生誕101年を祝う その2

はるばる比叡山延暦寺まで行って、しょぼい黒澤生誕101年を祝う その2


 
延暦寺というお寺そのものは、
世界遺産にも登録されている、
日本仏教の総本山ともいえる由緒正しい有難いお寺らしいです。
かなり広いので、ゆっくり見て回ったら素晴らしかったのでしょうけれど、
今回の目的は「黒澤」だったので、
展示会だけ見て早々に引き揚げてきました。
 



 
まずは、原田美枝子が演じた楓の方の衣装。
この映画(「乱」)で衣装デザインを担当したワダエミさんは、
アカデミー衣装デザイン賞を貰っているので、
そういう意味でも貴重なものでしょう。
本物の絹を使っているそうで、大変美しかったです。
 



 
 
 
私の大嫌いな仲代達也
演じる一文字秀虎の鎧兜と着物。↓



 
 
 
 
 
父親秀虎を裏切る二郎根津甚八)の鎧兜。↓
「赤」は「情熱」を表現しているそうです。

 

 
 
映画「影武者」(1980年)に使われた武田信玄の鎧兜。↓

 

 
 
一度監督に就任し、
すったもんだの末降板した映画トラ・トラ・トラ!の絵コンテ。
この絵コンテを見れば、監督はこの映画にずいぶん乗り気だったのがわかります。
 


 
 
 
 
 
黄金時代の名作群の脚本もありました。
本当はこの時代のものをいろいろ見たいんですけどね。
(多分散逸しているんでしょう。)
 



こういう処に行って、私はめったにこういうものを買わないんですが、
思わずTシャツを買ってしまいました。
(でも、これを着て歩く勇気はないなあ。
 

 


なんだかんだって、結構楽しんできたんですが、
何故こういった企画をわざわざ比叡山の山頂でするのか、
理解に苦しみました。
どうして、都会で開催しないんでしょうか?
やはり、黒澤明はもう過去の人なのですね。
 
※ブログの関係上、写真を随分割愛いたしました。
リクエストがあれば、また掲載いたします。え?もういいって?