刑事コロンボ賛歌
刑事コロンボ賛歌
コロンボファンのぐりさんお勧めのエピソード「パイルD-3の壁」(1972年)と、
ついでに「黒いエチュード」(1972年)を観ました。
昔観たはずなんですが、大方ストーリーは忘れているので、
新鮮な気持ちで観れました。
当分コロンボ祭りは終わりそうもありません。
「黒いエチュード」って、ジョン・カサヴェテスが出てたんですね!
初期の頃の作品には、TV映画だとは思えない人々が沢山出てまいります。
当時としては、きわめて野心的な作品だったんでしょう。
それにしても、あたりまえの話なのですが、
このシリーズを魅力あるものにしているのは、
なんといっても、
ぼろぼろの車に乗って、
薄汚いレインコートを着て、
葉巻をくわえて、いつもマッチを探している。。。
エリート層の犯人たちが、
見かけに騙されて馬鹿にするのは、
捜査の上で計算済みなんでしょう。
犯罪捜査以外の専門的な知識も持ち合わせていないようなので、
いつも頭のよさそうな犯人に更にバカにされる。
でも、最後には胸のすくような論理で、
犯人を逮捕に追い詰めます。
私の好きな言葉、
「大賢は小愚に似たり」が正にピッタリ。
いつも、奥さんの話ばかりするので、
「ミセス コロンボ」というスピンオフまで作られたのは、
日本で一般に「刑事コロンボのテーマ」として知られている曲↑は、
『NBCミステリー・ムービー』のテーマ曲だったんだそうです。
(曲はヘンリー・マンシーニの『Mystery Movie Theme』)
今回初めて知りました。