「宇宙戦艦ヤマト2199」
「宇宙戦艦ヤマト2199」
ブロ友さんの熱狂的な支持も肯けます。
私は、PVしか見ていないんですが、
それだけれも、今回のヤマトのすべての面におけるクォリティの高さが、
伝わってきます。
アニメーションの素晴らしさ、気の利いたセリフ、綿密なストーリー(だと思う)、
もとの「宇宙戦艦ヤマト」の音楽を効果的に復活させた手法は見事です。
私の職場でも、早速「ガミラス艦」のプラモデルが売り場に出回っておりますし、
若い社員の間にも、今回のリメイク版の熱烈なファンが増えてきました。
You Tubeにも、極めて好意的なコメントが目立ちます。
思えば、「宇宙戦艦ヤマト」が初めてTV放映された頃(1974年)は、
オイルショックがあって、世界同時不況などと言われた時代です。
極めていい加減な予見の書「ノストラダムスの大予言」も増版を重ねました。
一種の末法思想が流行った時代と言えるでしょう。
こういう時代には、退行が起きます。
古き良き栄光の時代に帰りたい。
昔の日本は強かった。。。
そこに現れたのが、太平洋戦争の悲劇の戦艦大和。
最初にTV放映されたときは、視聴率が悪くて早期打ち切りになりましたが、
やがて口コミで噂が広がって、人気爆発!
この動画がアニメブームの火付け役になった事は皆さんご周知のとおりです。
やっぱり、どんな苦境にあっても、
人間は景気のいい話を聞きたがるものであります。
イラクの人々は、
TVで放映される「宇宙戦艦ヤマト」を食い入るように観ていたそうです。
※私は、この「宇宙戦艦ヤマト」のお話の中に、
アメリカ(ないしは白人文明)への強烈な劣等感コンプレックスを感じるのですが、
それに付いては省略させていただきます。
で、今回の「宇宙戦艦ヤマト2199」。
歴史は繰り返されると申しますか、
やはり世相を反映しているとしか思えません。
経済の敗戦と言われてから20年以上もたっても、
全く良くならない景気。
経済の事は疎いので、詳しい話はできませんが、
貿易赤字は過去最高を記録したとの事。
こういう時代のうっぷん晴らしとしては最高の映画でしょう。
私も、PVを観ただけで、血が熱くなってきます。