今頃、映画「風立ちぬ」を鑑賞する!

今頃、映画「風立ちぬ」を鑑賞する!


2013年 日本
あらすじ:皆さんご存知だろうから、省略
 
なんでもかんでも、ジプリの悪口を書いてきた私ですが、

この映画には好感を持ちました
女性が出てきますが、今回はロリコン趣味
ではない。
だから気に入りました。
結核に侵された女性菜穂子は、
明らかに堀辰夫の小説からの引用でしょうが、
そのはかない健気さに、心打たれます。

 

 
おそらく、その作品群を通して殆ど「性」
を描いてこなかった宮崎駿が、
この映画ではかなりストレートにそれに向き合っております。
「永遠の少年」がやっと、性に目覚めたのでしょうか?(笑)
 
 

 
 
この作品に、日本禁煙学会による批判がありましたが、
そういうのは、もういい加減にしてほしいです。

実際の堀越二郎は、タバコを吸わなかったらしいが、
古い映画を観たらわかるように、昔の人はよくタバコを吸う。
それを、リアリズムとして描いたのであって、
禁煙ファシズム
が個人の作品にまでケチをつけるとは、
とても恐ろしい時代だと私は思います。
何でもかんでも、時流に便乗する輩はなんとからないのかしらん。
 
 

 
 
ただ、興行的な配慮があるとはいえ、
主人公とヒロインのお目めクリクリ
だけは、違和感を感じてしまいました。
以前にも書きました様に、
絵画や漫画で、日本人
がお目めクリクリに描かれるようになったのは、
近代に入ってからで、明らかに白人コンプレックス
の現れです。
きゃりーぱみゅぱみゅさんは、目の整形手術をされております。)

 


 
 
 
 
 
 
 
もう少し、現実の日本人に近い顔に描けないものかと、
そこだけは不満に感じてしまいました。
外国人がこの作品を観たら、そこはきっと変な印象を受けるでしょうね。
 
悪口ばかり書いてきましたが、
やはり宮崎駿さんは稀有な才能の持ち主だと思います。
その、想像力の豊かさには感心致します。
約束を破って、復活してほしいですね~