映画「her/世界でひとつの彼女」を鑑賞する!

映画「her/世界でひとつの彼女」を鑑賞する!

2013年 アメリ




コンピューターのOSに恋をしてしまう男のお話。
大変後味のいい、上品な映画です。
過激な性描写も、CIAによる陰謀も、コンピューターの暴走による街の破壊もない。
全編、これ会話で埋められている映画で、
なかでも、OSの声を演じる スカーレット・ヨハンソンの演技(?)が素晴らしい。



ただ、私がも一つ感情移入できなかったのは、
OSなんかに恋をしてしまうなんてことが、実際にありうるのか
と思ってしまったから。

何を隠そう、私が初めて恋した女性
は、
映画モスラ(1961年)に出てくる双子の小人
ザ ピーナッツ
でして、(笑)




モスラの歌(懐かしい~



彼女たちが歌うモスラの歌
を、必死になって覚えたものですが、
それは、小学生の時の話であります。
それ以降、架空の人物に恋をするなんて事は、ありませんでした。
よく知りませんが、いい歳をして
ファイナルファンタジーとかの美少女を操作して楽しんでいる連中とか、
綾波レイのフィギアを買う奴なんて、正直私はキモイと思う。




生身の人間は、どんな美少女であっても、
おならもするだろうし、歯ぎしりもする。
時には、私に悪態もつくだろう。
そう言うのをすべてふくめて、人間を愛するのであって、
いくら人工知能が進化したところで、
私自身は、そう言うものと恋愛関係は結べない。




主人公が、近未来の手紙の代筆屋で、
長く付き合ってきた奥さんと離婚しつつある内向的な男性として描かれますので、
そこに、この話が成り立つ余地があるんでしょう。
奥さんに愛想を尽かされ、急速に進化したOSも彼の元を離れていき、
彼は最後に生身の人間との正常な恋愛を始めるようなので、
単なるヲタクのお話ではないのでありましたが。。。