映画「フューリー」を鑑賞する!

映画「フューリー」を鑑賞する!

2014年 アメリ



※どうも、最近、映画の詳細な感想文を書くのが面倒で、
というより、書くほどの名画ではないのかもしれませんが、
一応、「こんな映画を観た。」と言う健忘録として残しておきたいので、
記事に致します。


これも、結構いい映画でした。
最近の戦争映画の特徴として、
グロい
場面を精緻に描く傾向がありますが、
「戦争は格好のいいものではない。」という事を伝えるためにも、
大変効果があると私は思います。




一方で、ミリタリー好きの人の嗜好も、十分満たしてくれる映画になっております。



戦争は、残酷で、非人間的で、尚且つ、快楽を伴うものなんでしょう。
おそらく、私たちの感覚に一番近い、感情移入しやすい人物として、
新米兵のノーマンローガン・ラーマン)が登場します。




この繊細で、道徳的で、臆病な青年が、
一人前の兵士(殺人マシーン)に「成長」する過程を描く映画でもある訳です。
だからと言って、戦争賛美のお話ではない。
極限状況に追い込まれた人間が、生き延びるために選んだ手段にすぎなかった。



「二度と過ちは繰り返しません。」とかなんとか、
安易な戦争反対のメッセージを今の時代の声高に発するのは、
実に簡単なことだと、私はいつも言っております。
この映画は、
「その時代の人は、何を考えて生きてきたか?」がよく描けているようで、
私はいい映画だと思いました。