めでたいノーベル賞

めでたいノーベル賞



今年も、自然科学分野において、日本人
がわんさかノーベル賞を受賞して、
妙なところで愛国主義者の私は、嬉しい限りであります。

私の若い頃は、「日本人は独創性がない。」というドグマが、
国外でも、国内でも、当たり前のように流布しておりました。
古くはドイツ
ヴィルヘルム2世黄禍論が有名ですが、
日本文学研究家のD.キーンさんが、日本文学を研究し始めた頃には、
まだ「日本文化は全部真似事」と言う偏見が、世界中に蔓延していたそうです。
バブル経済の時代には、海外から「科学技術ただ乗り」と叩かれて、
「日本人に独創性がないのは、右脳がどうとかこうとか。。。」などと言う怪しげな説が、朝日新聞天声人語にまで載っておりました。
別にノーベル賞受賞者が増えたからと言って、日本人が急に独創的になったわけではないはずなんですが、こういうレッテル貼りが、いかに私たちの偏見を助長するか?を証明するいい例だと思います。
結局、文化的繁栄は、経済的繁栄の後にやってくるというだけの事ではないのでしょうか?

そう考えると、韓国人
に自然科学の分野でノーベル賞受賞者が一人もいないのは、何も悲観することはないと思うんですが、ネットの情報では、相変わらず日本人への嫉妬で狂っているらしい(笑) 常日頃の、韓国の執拗な反日姿勢も、嫉妬の裏返しに過ぎないのが、こういうのでよく判りますよね^^
岸田秀先生は、

「嫉妬を正義で正当化すると、逆効果になる。嫉妬の苦しみは嫉妬の苦しみとして受け入れるべきだ。」

と申されております。わたしは正しい考え方だと思うんですが、なかなかそうはいかないようです。