映画「ジャッジ 裁かれる判事」を鑑賞する!

映画「ジャッジ 裁かれる判事」を鑑賞する!

2014年 アメリ

最近、どうも新作映画を観るのが億劫になってきて、
観るまで、躊躇することが多いのであります。
折角レンタルしたのだから、勿体ないから観ておこうとうパターンが多い。
しかし、この映画は例外でした。
大好きなロバート・デュバルが出ているというだけで、期待満々。
法廷ものは、私が大好きなジャンルです。
そして、その期待は見事に裏切られたのでありました。。。




ロバート・ダウニー・Jrロバート・デュバルの演技は、申し分ありません。
もしかしたら、この映画で再度のアカデミー賞を狙っていたかもしれない
ロバート・デュバル「老衰ぶり」は一見の価値があります。
この二人が親子であるとは、なかなか信じがたいのですが、(笑)
観ているうちに、親子の確執に引き込まれていく(はずだったんです)。





でも、なんかよくある話なんですよね~
「黄昏」(1981年)によく似ている。
それと、お話をたくさん詰め込み過ぎて、
その設定があんまり生かされていないように私は思いました。
お父さん(判事)がかつてはアルコール中毒であった事も、
お兄さんがプロ野球選手の夢を断たれたことも、
昔の彼女の事も、みんな未消化のまま話が進む。
だから、最後の法廷のシーンが全然盛り上がらない。

散漫なイメージの作品でした。








こういう生まれながらのエリートみたいな役柄より、
ちょっと陰のあるアウトサイダーの方が似合ってますよねえ。