映画「完全なるチェックメイト」を鑑賞する！

2014年　アメリカ

私は、チェスについては全く無知なんですが、

それでも、楽しめました、この映画。

こういう
「天才と狂気」
の世界って、私大好きなんですよね～

実在のチェス全米王者ボビー・フィッシャーを、

「スパイダーマン」のトビー・マグワイアが熱演。

この方、自身がユダヤ人でありながら、

反ユダヤ、反共産主義の過激な言動を繰り返す変な人なのであります。

映画を観た限りでは、明らかに統合失調症。

チェスにおける天才的な能力がなければ、単なる精神病者なのですが、

神様は、こんな人に才能を与えるものなんですね。

「健康な肉体に健康な精神が宿る。」なんて、嘘です。

チェス最強国ソ連が誇る王者ボリス・スパスキーとの対決は、

チェスのルールがわからなくても、息を呑みます。

当時のアメリカ・ソ連による「冷戦」を知らない若い人たちには、

何の事かわからないでしょうが、

彼らも政治的に利用されただけに過ぎないという皮肉が、

原題「Pawn Sacrifice」に込められているそうです。

本物（1943～2008）

映画では触れられておりませんが、この方、晩年はずっと日本で過ごしておられたそうです。チェスに対して関心が薄く、ユダヤ人差別のない我が国が、居心地がよかったのかもしれませんね。

個人的な偏見で→