映画「キングスマン: ゴールデン・サークル」を鑑賞する!

映画「キングスマン: ゴールデン・サークル」を鑑賞する!

2017年 イギリス




劇場で映画を観るのが、最近の私の習慣になってきております。休みの日の気分転換になるのですが、こういうつまらない映画を観ると、やはりお金の無駄遣いかな?と後悔してしまいます。
前作のキングスマン(2015年)にもひとつ感心しなかった私としては、(←それなら観るな!)あまり期待せずに観たのであります。で、予想した通りの出来栄えでした。
まあ、随所に楽しめる部分も多いのですが、わたくし的にはいい加減「地球の危機を救え!」だとか「人類の存亡をかけた戦い」だとかのお話の展開にウンザリしてしまうのであります。大阪府の危機を救うのは大変難しいことだと思う。慢性財政赤字寝屋川市の危機を救うのはもっと難しい。たかが二三人のスーパーヒーローごときに、地球の危機を救えるはずがありません。
今回の映画には、世界に蔓延する薬物依存の人たちへの警鐘という側面もありますが、わざわざ娯楽映画で啓蒙活動をする必要があるのでしょうか?




ただ、このシリーズ、悪役が黒人(サミュエル・L・ジャクソン、女性(ジュリアン・ムーア)とマイノリティに設定されているのは、良いことだと思いました。公民権運動以来、娯楽映画の悪役はたいてい白人の男性
だと決まっておりましたが、そういうステレオタイプな風潮が最近は薄れてきたのは喜ばしいです。
まあ、007の亜流ですね。