映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」を鑑賞する!

映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」を鑑賞する!

2017年 アメリ



青臭いことを言うようですが、こういう映画を観ると、アメリ
にはまだ「正義」が通る余地があるのだと思ってしまいます。残念ながら、日本
にはそれがない。「仕方がない。」「世間は厳しい。」という決まり文句で、皆が諦めてしまう。「外圧」によってしか動かない。
S.スピルバーグ監督が、今の時代にこういう映画を作った意義は大変理解できます。影響力を持った映画界の巨匠として、その責務を十分果たしていると思いました。
なんだかんだってアメリが経済的に繁栄を続けているのは、こういう自浄作用があるからでしょうね。早晩、中国
が経済的にアメリを追い越すと言われていますが、権力をチェックする機能が全くない国家がいつまでも繁栄を続けられるのか?私は大変疑問です。

暇なら、観るに値する映画だと感じました。







※私が映画のあらすじを長々と紹介するのを好まないのは、めんどくさいという理由もありますが(笑)、いい映画はできるだけ予備知識なしに観てもらいたいと思うからです。少なくとも映画の作り手は、観客が予備知識なしに観る事を想定している。変に前もってあらすじなどを知ってしまうと、初めて映画を観た時に起こるであろう自然な感情が阻害されてしまう危険性があるからです。
そういう訳で、映画レビューとしては失格かもわかりませんが、私は私のやり方を貫きたいと思います。