映画「6才のボクが、大人になるまで」を鑑賞する!

映画「6才のボクが、大人になるまで」を鑑賞する!



2014年 アメリ

批評家や観客に絶賛されたらしいこの映画、私は退屈でした。
確かに、斬新な手法の映画でしょう。「子供が6歳から18歳になり、大学に進学して親元を離れるまでの12年間の親子関係」を、実際に12年かけて作った劇映画は、おそらく未だかつてない。子供がお話の中で成長していく過程は、本当にリアルでした。(当たり前じゃ!



でも、それって劇映画としての面白さでしょうか?ドキュメンタリー映画じゃないんですよ。
例えば、地球が誕生してからの45億年間の歴史を、「実写」としてフィルムに収めることができたら、きっとその映画は大ヒットするでしょうが、それって劇映画ではないですよね。




子役の演技は、毎度のことながら実に見事で、それに対しては何も文句をつけるつもりはありませんが、肝心のお話自体は至極つまらない。私には珍しく、途中でDVDを止めて、休憩してしまいました。




アメリカ映画
においては、映画に極度のリアリズムを求めることが今日の主流となっているようですが、それだけで映画を判断してはいけないと思う。以前に書きましたように、私にとってのいい映画の基準は、「嘘をつくのが上手い」かどうかと言う点です。リアリズムだけがすべてではないでしょう。(日本
の役者さんの、臭い演技もきらいなんですがね^^)

と言う訳で、私だけの独断と偏見の採点。