映画「モネ・ゲーム」を鑑賞する!

映画「モネ・ゲーム」を鑑賞する!

2012年 アメリカ  イギリス



コーエン兄弟の映画に目がない私は、楽しみにしてこの映画を観ました。
(この映画では、脚本だけ担当してます。)

印象派の巨匠モネの代表作《積みわら》の連作には、消えた1枚が存在した――。英国の美術鑑定士ハリーは、自分を無能呼ばわりする雇い主の億万長者シャバンダーに仕返しすべく、《積みわら》の贋作を使った完璧な詐欺計画を練り上げる。そして話に真実味を持たせるため、名画の持ち主役としてテキサスの天然系カウガール、PJを相棒にスカウトする。ところが、自由奔放で怖い者知らずのPJはハリーの指示を完全無視、完璧だったはずの計画は早々に綻びを見せてしまうのだが…。

何だかよくある話だよなあと思っておりましたら、1996年の泥棒貴族のリメイクらしい。でも、登場人物が、余りにステレオタイプすぎて、お話に深みがない。



印象派好きの日本人
をからかった場面は、見ていて不愉快になりましたが、これは最後にオチがあって救われました。(やはり、人種差別だとか何とか言われないように配慮しているんでしょうね。)





肝心のキャメロン・ディアスが、全く冴えないんですよ。テキサスの田舎から出てきた娘と言う設定なんですが、そのまんまの田舎娘~(笑) 華がない。もう、かなりのお歳なんですよね。近ごろ、女優引退宣言をされたとか。

という訳で、今回は期待外れでした。
 元ネタの泥棒貴族を見てみたくなりました。







全然関係ない話です。方々で報道されていることですが、女優の樹木希林さんが亡くなられました。



勿論、お会いしたことなんてありませんが、とても尊敬しておりました。演技が素晴らしかった。

謹んでお悔やみ申し上げます。