映画「ボヘミアン・ラプソディー」を鑑賞する!

映画「ボヘミアン・ラプソディー」を鑑賞する!

2018年 アメリカ イギリス



「え~、猫さんがフレディ・マーキュリーの映画だなんて~」と思われる方も多いでしょうが、音痴の私でも、イギリス
のバンド「クィーン」の事くらい知っておるのであります。
  この映画に流れている曲の殆ども知っておりました。




世評も結構高いこの映画でありますが、私はちょっと違和感が拭えなかったです。主演のラミ・マレックと言う方が、熱演されているのは判るのですが、フレディ・マーキュリーと言うより、ミック・ジャガーに見えて仕方がなかった。(笑)
勿論、とっくの昔に他界した本人が映画に出る訳はないのですが、なんかちょっとキャラクターが違うように思う。丁度、スターウォーズストーリー/ハン・ソロの主役を演じたオールデン・エアエンライクが、ハリソン・フォードのイメージを追い求めるファンからすれば、不満に感じたのに似ているでしょうね。



映画自体は、よくあるスターの成功譚の域を出ないです。名もない貧しい少年が、自分の才能を信じて努力し、のし上がる。成功すると、傲慢になり、お金が絡むので、仲間割れが起きるのもよくあるパターン。
酒やドラッグ、乱痴パーティに現を抜かすのも、成功したスターのよくすることですが、それなら何故、この男性が、世界中の人に支持される音楽を作り出せたのかが、この映画からは、も一つ判らない。
ただ、現代の映画作りの流行りなのかもしれませんが、同性愛に関する描写は、大変興味を惹きました。フレディ・マーキュリーなんて、絶対ゲイだと分かりますよね^^
最近の映画で、これほど同性愛が映画の主題になることが多いのは、それだけ欧米社会に未だに根強い差別と偏見があることの証拠でしょうが、才能のある方で、同性愛者は多いですね。
※ちなみに、私は同性愛者ではありません。念のため。



最後の、ライブ・エイドのシーンは誠に圧巻でしたが、おそらく膨大な製作費を投入して当時を再現したこのシーン、何だかお金の無駄遣いのように感じてしまいました。そこまでして、そっくりさんショーをする意味があったのでしょうか?


やっぱり、本物がいいなあ。。。