映画「ゴジラ キング・オブ・モンスター」を鑑賞する!

映画「ゴジラ キング・オブ・モンスター」を鑑賞する!

2019年 アメリ



映画館の予約は取ったのですが、体がしんどいのと、子供向け映画ばかり観るのもどうかと言う思いとで、行くのを躊躇しておりました。
でも、お金が勿体ないので、意を決して観に行ってきました。
で、観に行ってとても良かったと思います。

前作ゴジラ(2014年)同様、登場人物の人間描写は、薄っぺらです。でも、そんな事、どうでもいい(笑) 全編に漲る日本の怪獣映画へのリスペクトに、私は胸が熱くなりました。





そうです。この映画は、明らかに私が子供の時に、トイレの臭い匂いが立ち込める映画館で見たゴジラ」シリーズ(というか、東宝チャンピオン祭り」)の延長線上にあるものなのです!




特に、小学生の私が胸をときめかせたザ・ピーナッツが歌うモスラの歌がそのまま引用されていているのには、感動してしまいました。
 50年の時を経て、私の映画体験が1つになった思いです。(大袈裟
) 今思えば、私は1960年代、70年代の日本のポップカルチャーの黄金時代に生きてきたのですね!




そういう、日本人が生み出した素敵なアイテムを、ハリウッドの最新のVFXを使って再現したのですから、迫力がない訳がありません。はっきり言って、こういう映画が作られてしまうと、もう日本の着ぐるみ怪獣映画は鑑賞に堪えなくなりますね。特にキングギドラの迫力ある動きなんかは、日本では絶対作れないと思う。日本では、もう「ゴジラ映画」は作られないのではないか?





ゴジラモスラキングギドララドン(英語では「ロダン」という)と言う日本のお馴染みの怪獣以外にも、西洋人が生み出したオリジナルな怪獣も出てまいりますが、ちょっとセンスが違う。やはり、日本産の方が私は格段にいいと思う。

ただ、私たちが感動するほど、例えばアメリカ人の観客はこの映画に感心するかは疑問です。べらぼうに高いこの映画の製作費も、全世界である程度ヒットすれば回収できるので、その点は問題ないと思うのですが。
とにかく、日本のポップカルチャーへのリスペクトが私は嬉しかった。




それと、チャン・ツィイーがとても美しかった。