その時代の人は、どう考えていたか?
例によって人気のない我がクロサワ映画コーナーで、
負けるとわかっていながら、武田の武将たちが、
信玄に殉じて死んでいく。。。
そんな戦争、あるわけないと書きましたが、
私の好きな心理学者、岸田秀は
第二次世界大戦後に作られた戦争映画でも、
この戦争は負けるとわかっていて、
それでもお国の為に死んでいく兵隊ばかり出てくる映画があるが、
そんな頓馬な軍隊、あったわけがない、
そう描かないと、日本人が馬鹿に見えるからだと、
つとに指摘しています。
ヒトラーにしてからが、
今では諸悪の根源のように語られますが、
1930年代は、日本では英雄だったのです。
どうも、私たちは、過去を現在から都合のいいように考えたがる傾向があります。
もっと例をあげてみましょう。
よーこさんが、若かりし頃、
(今でもお若いですが、(*^^)v)
日本の大学は、マルクス主義者が牛耳っていて、
今にも、日本にも共産革命が起きる様な事を、
大真面目に語る人が大勢いたのに、
北朝鮮は労働者の天国と言われていたのに、
今では、みんな忘れてしまったかのようです。
1980年代の、未曽有の好景気の時代には、
皆が土地と株の値段は、半永久的に上がり続けると信じていたはずなのに、
(みんなが信じないと、バブル経済は起きない!)
その後の日本経済の低迷を、
一部の政治家と、官僚だけのせいにしたがっています。
女は戦争を望まない。 |
とおっしゃる方もいますが、
「国防婦人会」で、ググって見るだけで、
どれだけの、反証の写真が出てくる事でしょう?
その時代の視点で描かれることが、殆どないからです。}
今回、民主主義のルールに基づいて、
選挙民が政権交代を起こしました。
「衆愚の選択」 |
とおっしゃる方もおられます。
結果が吉と出るか凶と出るかは、長い歴史が決める事です。
でも、仮に凶と出たところで、
もう言い訳するのは止めましょう。
私たちが、選択したんです!