「読書の冬」

「読書の冬」


 
どういうわけか、立て続けに3冊の本をネットで購入してしまいました。
(最近、出費が激しいので、反省しています。
 
「斜陽」
「父親とは何か―その意味とあり方」
「マザコン文学論―呪縛としての「母」
 
は、散々太宰の悪口を書いたので、
一応代表作を読んでおこうというのが動機ですが、
2.3はいずれも絶版になっていて、本屋では手に入らなかったので、
前から読みたかった本です。
 
「日本人は『父親』を発明していない。」という挑発的な問題提起をする人で、
この本は是非読みたかったので楽しみです。
 
山下悦子さんは、
以前この方の「マザコン男がブンガクしている」(KKベストセラーズ)という
これも挑発的なタイトルの本に深く共感したので、
読んでみることにいたしました。
「80年代にもてはやされたフェミニズムの批判的検証を通して、
つくられた「女性の時代」の仮面を剥ぎ、注目され」た方なんだそうです。
どうも、私は日本のフェミニズムは胡散臭いと常々思っていたので、
「マザコン男がブンガクしている」は、とても面白かったです。
 
両人とも、(その内容をここでは紹介いたしませんが、)
日本が欧米とは本質的に社会の在り方、男女の在り方が違うことを
深く掘り下げて論じているので、
とても読み応えがあります。
読んだら、感想文でも書いてみたいのですが、
反発を買いそうな予感もいたしますね。