映画「塔の上のラプンツェル」

映画「塔の上のラプンツェル

2010年アメリ
 
 

 
 
 
そろそろ、紅葉の季節ですので、
美しい京都の寺院にでも、またへたくそな写真を撮りに行けばいいのですが、
仕事が残業続きで、体がしんどいので、
今日は、家で静かにDVDを見て過ごすことにいたしました。
先日観た「さらば、わが愛/覇王別姫」 が大層面白かったので、
アジア映画を観たいと思うのですが、
皆様お勧めの「秋菊の物語」とか非情城市とか「紅いコウリャン」とか、
私の調べた限りでは、DVDレンタルして無いようなので残念です。
(もし、レンタルできるのなら教えてくださいませ。)
それで、ブロ友さんのmoさんが誉めておられた(と思う)
塔の上のラプンツェルを鑑賞いたしました。
何度も書きますように、
トイ・ストーリー3」に深く感動した私は、期待して観たんですが。。。
 

 
ストーリー
 
 ある王国の森の奥深くにそびえる高い塔に、ラプンツェルという少女が暮らしていた。ラプンツェルは18
年間、育ての親であるマザー・ゴーテルから、塔の外に出ることを禁じられていた。それでも彼女は、自
分の誕生日が来ると遠くの空に現れる、無数の灯りを不思議に思い、外の世界への憧れを強くしていった
。18歳の誕生日が迫り、ラプンツェルは今年こそあの灯りを見に行きたいとゴーテルに伝えるが、いつも
のように「外は危ないから」と説き伏せられてしまう。
 その日の朝早くに城からティアラを盗み出した大泥棒フリン・ライダーは、衛兵に追われて森へと逃げ込
んでいた。追っ手を振り切った先で塔を見つけたフリンは壁をよじ登って侵入するが、油断したところを
ラプンツェルに気絶させられてしまう。一人で侵入者を捕まえたことで自信をつけたラプンツェルは、テ
ィアラを隠し、目を覚ましたフリンに条件を突きつける。自分を「灯り」が現れる場所まで案内し、それ
が済んだら塔まで送り届けること、そうすればティアラは返すと。得意の口説き顔も通じない相手に、フ
リンはしぶしぶ条件を受け入れる。
 ゴーテルの言いつけに背いて塔の外に出たラプンツェルは、母への後ろめたさを感じながらも、初めて見
る世界に胸を躍らせる。一方、森の中に衛兵の馬がいるのを見て塔に引き返してきたゴーテルは、ラプン
ツェルがいなくなったことを知り、部屋でフリンの手配書を見つける。事態を察した彼女は、ラプンツェ
ルを捜し始めるのだった。
 
これ、女性が観たら、大変面白く思うんでしょうね。
CGアニメっていうんですか?
ラプンツェルやその他の登場人物の喜怒哀楽の表情は、とてもチャーミングで、
こういう点では、
もう日本の昔ながらのアニメーションは敵わないなとつくづく実感しました。
グリム童話が元ネタらしいですが、
言うまでもなく、「子供(女性)の自立」がテーマです。
囚われの身のプリンセス
物質生活には、何不自由ありません。
しかし、彼女は外の世界に出て、自分の人生を生きたいと思う。
その自立を阻む「恐ろしい母親」(terrible mother)。
 

 
ちょっとよく似た設定に、
宮崎駿作品ルパン三世/カリオストロの城(1979年)があります。
しかし、お国柄の違いというか、時代の流れというか、
ただ一方的に男性に救ってもらうのを待っているだけの存在であるのに対して、
ラプンツェルは随分武道派です。
今流行の、アクションでも男性に引けを取らないヒロインです。
自分の運命は、自分で切り開こうとする。
 

 
 
 
おそらく、実生活では大変じゃまになるであろう長い長い長~~い髪の毛を、
お目当ての男性(フリン・ライダー)が切ってしまうのは、
女性はもう家事だけに縛れらる時代ではないとでも言いたげです。
(↑まあ、当たり前の話ですけどね。)
そういう視点は、大変共感できたんですが、
お話として、あまりに定石通りで私は面白いとは思いませんでした。
3Dで劇場鑑賞すれば、また違った感想を持ったかも知れません。
何度も書きますが、映像美は素晴らしい
だから、画像をたくさんアップしておきます。
 


 
 
でも、私にはただそれだけの映画でした。
ミュージカル仕立てになっているんですが、
特に素敵なナンバーはありませんでした。
アカデミー主題歌賞にノミネートされたんですけどね
(moさん、ごめんなさい。
 




次は、ポニーさんお勧めで、前から観たかった、
映画ある日どこかでを鑑賞しようと思います。