映画「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」を鑑賞する!

映画「Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼」を鑑賞する!

2007年 アメリ
 
 

最初に一言。
この映画をDVDで鑑賞した後に、
私は何を血迷ったのか
ディズニー映画「カーズ2」(2011年)
観ていたんですが、
全然面白くないので途中で止めてしまいました。
ああ、レンタル代が勿体ない
でも、
もうこういうのに
夢中になれる歳ではないのでありました。
(元々、車には詳しくないしね。)
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
で、ケビン・コスナー主演のこの映画です
ブロ友のポニーさんが誉めておられた(ような気がする)ので、
観てみることにいたしました。
Wikiのあらすじは
 
オレゴン州ポートランドで、2年間沈黙していた連続殺人が再び発生した。世間を震撼させたこの事件の犯人は、実業家として名高いアール・ブルックス。彼はもう1人の人格であるマーシャルの誘惑に負け、殺人を続けるのだった。しかし、犯行時にカーテンが開いていたことから、彼のオフィスに犯行の瞬間を捉えた写真が送られてくる。。。
 
という事で、ピカレスク・ロマンというのとは違うんでしょうけれど、
悪人が罪を裁かれずにのうのうと生き続けると言う
ちょっと毛色の変わった映画です。
勧善懲悪ではありません。
なんか落ち目の俳優ばかり揃えたような気がありますよね。
かつてのトップスターだったケビン・コスナーが、
私生活のスキャンダルのせいで人気が落ち目になったのを、
逆手に取った企画なのかもしれません。
観終わった後で、人によって好き嫌いがはっきり分かれると思う。
正義感の強い人はこんな映画絶対許せないでしょう。
でも、私は何故かしら気に入りました。
さすがにこの映画の様に殺人にまでは至りませんが、
所謂「社会的名士」が、
世間には隠れた全然別の素顔、異常性格を持っているという話を、
私は現実の問題として子供の時から身近によく知っているので、
却ってこういう映画がカタルシスになりました。
偉人の教科書通りの伝記映画ガンジー(1982年)みたいな)などを観せられた方が、
私には、よっぽどストレスが溜まるのであります。
 

 
 
ウィリアム・ハートが人間のダークサイドを演じて、巧い
(こういう役
を私はやってみたい
 
という訳で、お子ちゃま
は観ない方がいい映画であります。
「汝自身を知」っている人は、是非ご覧になってくださいませ。