折角レンタルしたんだけれど。。。

折角レンタルしたんだけれど。。。


 
 
折角レンタルしたんだけれど、
映画「人間の条件 第2部 激怒篇」を観ずに返却することに致しました。
レンタル代が勿体ないんですが、
スチールでこの役者さん
オーバーアクションを見せつけられると、
観る気が萎えてしまいました。
映画自体は、戦前の日本人の加害者としての部分を捉えているようで、
決して嫌いな内容ではないんですが。
 

 
 
 

 
 
 
何度も書きますが、
この方はどうしてこんなワザとらしい演技をなさるんでしょうか?
人間は、例えば悲しい時に必ずしも大声を出して泣くとは限らない。
逆に自嘲的に笑う事もありますよね。
親しい肉親の葬儀の席で、どれだけの人が大声で泣いていますか?
特に、日本人の場合は、感情をストレートに表現しない文化がある。
小津安二郎の映画は、そう言う部分を適格に描写しております。)
北野武は、
 
「やくざのふりをしているやくざなんていない。
やくざの役を募集してオーディションすると、
やくざのふりをする役者ばかりが来るので困る。」
 
と言った意味のことを言っておられました。
苦しさを表現するときに、
目をひん剥いて呻いて見せるのが名演技なんでしょうか
それでは、苦しいふりをしているだけじゃないか!
やっぱり、この方の演技は好きになれません。
折角の休みの日に、無駄な時間を費やしたくないので、
この映画は観ないことに致しました。
かわりに、コーエン兄弟ビッグ・リボウスキを観よう!
 
※ついでに書くと、予告編を観る限りですが、
最近の日本の若い俳優さん(と言ってもほとんど素人)が、
映画の中で、大声で怒鳴ったり、泣きわめいたりしているのをよく見かけます。
本人は「名演技」のつもりなんでしょうね。