映画「いつか晴れた日に」を鑑賞する!
映画「いつか晴れた日に」を鑑賞する!
1995年 アメリカ イギリス
同じジェーン・オースティン原作の
映画「プライドと偏見」(2005年)がいたく気に入ったので、
で、私めの感想を述べさせていただきますと、
話自体は、「プライドと偏見」と似たようなお話しでしたが、
エマ・トンプソンとケイト・ウィンスレットもとても美しくて、
と言う意見もあるでしょうが、
心理描写が繊細で、会話が知的で、全然退屈しない2時間でした。
逆に、こういうお話こそがソープオペラの源流なんでしょうかね。
身分制度の厳しかった当時のイギリスと、
現代社会を比べるのは問題あるでしょうが、
(ある種の皮肉も込めて)堂々と描いている処が私は好きですね。
それにしても、この映画の監督さんアン・リーは、台湾出身の人ですよね。
私が最近気に入った「ブロークバック・マウンテン」(2005年)も
この監督の作品でしたが、
このような異文化のお話を、違和感なく映画化できる技量はすごいと思います。
黒澤明監督の晩年の映画「夢」(1990年)のエピソードの中で、
マーティン・スコセッシ演じるヴァン・ゴッホが、
ブルックリン訛りの英語を喋るので、欧米の観客は失笑したそうですが、
それだけ異文化の話を映画化するのは難しいはずです。
それを、この方はアカデミー監督賞二回、
という訳で、「グリーン・デスティニー」(2000年)を観てみたくなって、
レンタルリストに入れました。