映画「マン・オブ・スチール」に退屈する!

映画「マン・オブ・スチール」に退屈する!

2013年 アメリ

 
 
この映画は、予告編を見て大いに痺れたものでした。
「異端者の悲しみ」
人より秀ですぎているが故の孤独。
 
嫌な自慢話になるので我慢して読んで戴きたいのですが、
私は30代の頃に、勉強をし直そうと決意して、
予備校に一年在籍してたことがあります。
正直に言うとそこの予備校はレベルが低かったので、
私の成績は断トツの1位。
それを面白いと思わなかったのかどうか知りませんが、
事務員のお兄さんに、
私が試験でカンニングしているという疑惑を掛けられました。
次の試験では、私だけ個室をあてがわれて、
まるで犯罪者のように扱われました。

もし、この世に「スーパーマンがいたとしたら、
きっと皆に不安がられて、迫害されるだろうと思います。
だから、そういう経緯を描いている「X-MEN」シリーズは大好き。
この映画も、スーパーマンの孤独が描かれるのを期待していたのに。。。

 

 
 
まるで、数本分の映画をダイジェストでまとめたような内容。
私の見たかった孤独な少年時代は、殆ど描かれない。
レックス・ルーサーは出てこないの
ドジなクラーク・ケントはいつ出てくるの
ロイス・レインは、もっと美人だったと思うけど。
まあ、「スーパーマンの定石は語られ過ぎたきらいがあるので、
新展開のお話にしたのでしょうが、
如何せん、アクションシーンが長すぎる。
「アベンジャーズ」(2012年)を鑑賞した時にも思ったんですが、
延々と続く、CGを駆使したヒーローのアクションと街の破壊シーンに、
興奮を覚える観客がどれぐらいいるのでしょうか
みんな、退屈しないんでしょうかね?
ウィットも、ユーモアもありません。

唯一の慰めは、
懐かしのケビン・コスナーダイアン・レインに逢えたこと。
特に、ダイアン・レインは見事な老け役でした。
これが、お若い頃のチャーミングなお姿

 
 

 
まあ、明らかに続編を意識した作りで、
こんどはバットマンと対決するらしいから、
次回に期待いたしましょうかね。