映画「ゼロ・グラビティ 」を鑑賞する!

映画「ゼロ・グラビティ 」を鑑賞する!

2013年 アメリ
 

 
世評が高いこの映画、随分楽しみにして観ました。
 
※話はそれますが、私の近所のツタヤは、最近閑古鳥が鳴いております。
立地的には、駅前にあって申し分ないのですが、
郊外にできたゲオの追撃をもろに食らっているらしい。
ゲオの方が遥かに値段が安いですしね。
でも、お陰で、少し値段を張り込めばいつでもレンタルの新作が観れると言う、
私にとっては嬉しい状態になっております。

さて、映画の方はと申しますと、
皆さんが絶賛されているように、特殊効果の方は申し分ない。
「どうやって撮影したんだろう
と誰もが思う映像で、
本物の宇宙飛行士が観ても、違和感がないらしいです。
まさに、宇宙空間に撮影クルーが行って、
そこでセットを作って撮影したような出来でした。
ネットで調べると、殆どがCGで、
これって大変だったろうなと素人ながら思いました。
サンドラ・ブロックの演技も素晴らしいし、その美しい肢体も堪能できました。
3Dで劇場で観たら、さぞかしすごい迫力だったでしょうね。

 

 
 
しか~し、(ここからが、私の本領です^^)
映画は、TDLのアトラクションではありません。
TDLに行ったことないけど。
私が期待していたより、ハラハラドキドキしませんでした。
物語の最初の方で、大方の登場人物が死んでしまって、
女性医療技師の孤軍奮闘の話になるので、
濃厚な人間ドラマを期待する方が無理なんでしょうが、
同じ宇宙空間での女性の脱出劇を描いた「エイリアン」(1979年)の方が、
私には、遥かに面白かったです。
 

 
勿論、科学的には「エイリアン」なんて荒唐無稽のお話しで、
比較するのはおかしいのかもしれませんが、
この映画は、おそらく科学的な設定が精緻を極めているだろうだけに、
却って、「こんな事故が起きて、助かるはずがないよな~」と、
私は白けてしまいました。

でも、まあこれは私のひねくれた見方で、
高いお金を出して、劇場で観るだけの値打ちのある映画でしょうね。
素晴らしい撮影技術を堪能するだけでも、一見の価値のある映画であります。