きれいは穢い、穢いはきれい

きれいは穢い、穢いはきれい


 
 
私自身は、加齢臭と言うものはあんまりないらしい。
(誰にも、臭いと言われたことがない。)
でも、企業戦士となって、一生懸命家族のために働いているお父さんを、
「臭い」と非難する方々の神経を私は疑う。
 
女性
がにおいに敏感なのは、
言うまでもなく、女性の方が放っておいたら「臭い」存在だからである。
これは、私が女性を差別しているのではなくて、
人間の生殖のために必要な「臭さ」で、
本来は排除すべきものではないでしょう。
女性が必ずしも、持って生まれて綺麗好きでないことは、
初潮前の女の子や、閉経後のおばあさんを見ればすぐ判る。
しかし、自分の臭さを、
人に気付かれたくないと殆どの女性は思うようで、
だから、年頃の女性は皆、香水をつける。
「臭い私」を抑圧する。
しかし、S.フロイト先生の言うように、
「抑圧されたものは、回帰しようとする。」
「臭い私」は、影となって「おじさん」に投影される。
かくて、おじさんの臭さを忌み嫌うんであります。
 
※人を差別するというメカニズムは、
大抵こういう風に成り立っていると私は思うんですが。
人種差別も、ルーツは同じでしょう。