今頃、「オリエント急行殺人事件」を鑑賞する！

映画【1970年代】

今頃、「オリエント急行殺人事件」を鑑賞する！


1974年　イギリス
 
 
以前に、やまねんさんのこの映画のレビューを読んで、
思わず観てみたくなり、再見することにしました。
再見と書きましたが、
よく考えてみるとこの映画は私は観ていないかもしれない。
アガサ・クリスティの原作は若い頃読んだので、
そのトリックは知っているんですが、
ネタが判っているだけに、見過ごしていたようでありました。

 

 
 
感想文を競うつもりはないので、
詳しい事は、やまねんの記事を読んでくだされ。
お話しの結末は、原作を読んで知っているので、
途中、私には少し退屈でしたが、
何と言っても、キャストが豪華！
女優さんに限ってみても、
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
ジャクリーン・ビセットの、若い美しさが際立っておりましたが、
この映画で見事アカデミー助演女優賞に輝いたのであります。
 

 
彼女には最初、公爵夫人としての出演オファーがあったそうなんですが、
地味でちょっと変わったスウェーデン人宣教師役を本人が熱望したとか。
こう豪華なキャストを並べるのは、
誰が犯人なのかすぐに観客に判らないようにするためだと思うんですが、
違うのでしょかね
 
クリスティは、
飛行家リンドバーグの息子が誘拐され殺された事件に着想を得て、
この物語を書いたとされるので、
やまねんさんが書かれているように、
残酷な子供の誘拐殺害事件の犯人への憎悪が、
この作品の基調となっております。
列車の中での復讐の殺人シーンでは、
残酷な場面であるにもかかわらず、思わず胸が熱くなりました。
しかし、殺人は殺人であります。
この映画は知的なゲームとして楽しめばいいのでしょうが、
復讐を果たした殺人者が無罪放免と言う結末には、私は少し違和感を感じました。
（まあ、そんなに深刻に考える映画ではないのでしょう。）
プロ野球のオールスター戦を観るような楽しさでした。