対人恐怖症はドーナツ型
対人恐怖症はドーナツ型
若い頃ほど顕著ではないと言え、私は未だに対人恐怖症気味です。
人前に出るのが苦手。
この対人恐怖症という神経症は、
だからこそ、その治療法として森田療法が開発されたのであります。
「世間」という相対的なものに依存して生きている、
私達の文化が生み出した病気なのでしょうね。
(不思議なことに、他の対人恐怖症で苦しんでいる人にこの話をすると、
「そんなはずはない」と頑なに否定するのでありますが。)
対人恐怖者は、
気心の知れた家族同然の人々と接している時にはその症状が出ません。
また、大衆の面前で演説したりするのも、案外平気なのです。
一番苦痛なのは、
「それほど親しくはないが、結構知り合いの人たち」に囲まれた時なのです。
心理学の本を読んでいると、それを「ドーナツ型」と表現しておりました。
まあ、簡単に言えば「人見知り」なんでしょうけどね。
キャサリン・ヘップバーンじゃないんだから、(笑)
自分の殻に閉じこもってしまうと視野が狭くなると
自分を鼓舞する次第でありますが、
「三つ子の魂、百まで。」
(なんじゃそりゃ?)