映画「ウォルト・ディズニーの約束」を鑑賞する!

映画「ウォルト・ディズニーの約束」を鑑賞する!


 
2013年 アメリカ イギリス オーストラリア
 
あらすじ:1961年、パメラ・L・トラヴァース(エマ・トンプソン)は、ウォルト・ディズニートム・ハンクス)が長年熱望する「メリー・ポピンズ」の映画化について話し合うためにロサンゼルスに向かう。傑作児童文学の著者である彼女は気難しい性格で周りを困惑させる。スタッフたちはどうにかしてトラヴァースに映画化の契約書に署名してもらおうと心を砕くが……。
 
 
この映画を観るにあたって、失敗したことが一つあります。
先に映画「メリー ポピンズ」(1964年)を観ておくべきでした。
ディズニーに魂を売り渡して間もない私
は、
まだ「メリー ポピンズ」を観ていない。
だから、この作品のテーマとなる作家パメラ・トラバースの生い立ちと
映画「メリー ポピンズ」の内容との係わりが、
私には、もひとつ飲み込めなかった。
でも、これから「メリー ポピンズ」を観て、
もう一度この映画を観直すだけの価値はあると思います。
もう二度と観たくないトランスフォーマー/ロスト エイジ」とは大違いです。(笑)
 
 

 
 
誰の言葉か忘れましたが、「幼年期の不幸は作家の金脈」と言われます。
アルコール中毒の父を持ったトラバースエマ・トンプソ)のつらい幼少時代が、
その作家活動に影響を与えない訳はありません。
だが、父親のキャラクターが「メリー ポピンズ」のジョージ・バンクス
どういう影を落としているのは、
私にはも一つ判づらかったです。(この映画の原題は”Saving Mr. Banks”
誰か、詳しく説明してください。
映画化にひたすら難癖をつける頑固な作家を演じる
エマ・トンプソンは、実に好演し、
その彼女を説き伏せて何とか映画化しようと悪戦苦闘する
ウォルト・ディズニーを演じるトム・ハンクスも良かったですが、
果たして、ウォルト・ディズニーは、
この映画で描かれるほど好人物だったのでしょうかね

※私の上司は、実は熱烈なスターウォーズのファンで、
今年の12月に公開される新作が、ディズニー色に染まって、
その世界観が台無しになってしまうのではないかと、
ひたすら危惧し続けておりますが、
この映画を観ていると、あながち杞憂とも思えませんね。
実在のパメラ・トラバースは、
映画の出来に、実はまったく満足していなかったそうです。

 

 
もう一度、観直そう。。。